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2014年3月13日木曜日

初めてのセミナーが終わったよ!!!(感動)

いやー、終わったでしー!!!
今日!!・・・初めて、オープンアイランドプロジェクトが企画したセミナーをやったでし!!!

なんといっても、本当に今回はやってよかったでしー!!!
開催前には、くまっしぃジャーナルでも今まで色々書いたように、直前の会場変更やら色々とトラブルもあって大変だったけど、思った以上に素晴らしく手応えのある住民セミナーを開催することができ、とても嬉しかった。

今回は、学者が自分の研究成果を発表する・・・というよくありがちなセミナーとは違って、何と言っても「住民が本当に知りたい情報をできうる限り提供しよう」・・・という姿勢でやって頂けたので、内容も会場の雰囲気も、今まで島で行われたどのセミナーとも違うものになった。

私や私の家族の感想ではあるが、住民が専門家に期待するセミナー・・・というものが、ここへきてやっと初めて実現した・・・という実感であった。

セミナーで話された内容については、直前に書いた予習記事以上に、災害のメカニズムについて、かなり重要な話を色々と解説して頂けた。
それは、また後から別の記事に詳しくまとめることにして、まずは会場がどんな様子だったかだけ、簡単に紹介しよう。

えっと、一応セミナーの内容をコピペしとくね。

◆解説者とテーマ
寺嶋智巳 京都大学防災研究所・准教授 →ホームページ
研究分野:地盤災害研究部門・傾斜地保全(地下水の動きを研究する水文学グループ)
テーマ:「台風26号による伊豆大島の斜面崩壊」

松四雄騎 京都大学防災研究所・准教授 →ホームページ
研究分野:地盤災害研究部門・山地災害環境
テーマ:「伊豆大島におけるテフラの表層崩壊 火山噴火史を考慮した豪雨災害ハザードマップ作成に向けて」

王 功輝 京都大学防災研究所・助教 →ホームページ
研究分野:斜面災害研究センター・地すべり計測
テーマ:「豪雨による火山灰斜面の土砂流動化現象 伊豆大島の災害について」


◆日時と場所について
日 時: 2014年3月13日(木)19時〜21時
入 場: 無料、申込不要
場 所: 北の山公民館(2階)

開演前に「伊豆大島ジャンパー」を着込んでリハーサルするくまっしぃ


それにしても、直前の会場変更にもだいぶへこんだくまっしぃではあったが、さらに、当日のしかも開催時間にもろに直撃する形での大雨に、本当に参ってしまった。

なにしろ開演時間が一番ひどい本降りの時間帯で、しかも船が欠航するくらいの強風だったので、夕方5時頃までは「避難準備をするかも知れない」とか「最悪の場合は公民館が避難所になるので、中止してもらう可能性もあります」 などと言われるくらいの状態だった。

逆に、セミナーが終わる頃には雨がすっかりやんでいたので、本当に「なんでやねん!!」と、あまりのタイミングの悪さにショックを受けたよー。
それでも、結果的には、人数が少なかった分、みんながじっくりと質問をすることができたので、まぁとても充実したセミナーとなった。

天気が悪かったので、もしかしたらほとんど誰も来ないんじゃないかとビクビクしていたのだが、幸いなことに、それでもそこそこの人が来てくれて、仮設住宅の被災者や、わざわざ南部の波浮・差木地からも来てくれた人が何人か居たよ!!

くまっしぃとしては、人数は少なかったけど、こんなにすぐ近くでやらなければまず絶対に来ないであろう仮設住宅の住民が何人か来てくれたことが、すごく嬉しかった!!
こんな遅い時間に雨の中を、子ども連れで来てくれた若いお母さんも居たよ!!!

この人たちは、今までの他のセミナーでは確かに顔を見なかった(=来なかった)はずだ。
やはり、仮設住宅のすぐ目の前で開催したからこそ、来てもらえたのだと思う。

言っておくが、今までの災害セミナーでは、くまっしぃ家や被災者の会以外の被災者はほとんど(たぶんまったく)来ているのを見たことがないのだから、これは実は画期的なことなのである。
何と言っても、普通の被災者が来てくれてこその災害セミナーであろうと、くまっしぃは思うのだ。

元町でやれば、もっと多くの人が来てくれることは分かってはいるけど、それだと、こういう仮設住民はたぶん来れなくなってしまうだろう。
だから、何と言われようともこれからも、オープンアイランドプロジェクトでは、何かやる時にはあえてこの北の山(仮設住宅の近く)でやっていこうと思う。

くまっしぃたちも入れると、参加した町民は25人くらい


くまっしぃが事前に見積もっていた来場者は、うまくいって40〜50人来るかなあ・・・というところ。
これだけの悪天候になってしまって、だいぶ来れなかった人が居たと思うんだけど、来てくれた人数は、全部で20人ちょっとだった。

この天気にしては、まぁまぁというところだろう。
事前に「行きます」と言っていた人たちが何人も来ていなかったから、天気が良ければ、やっぱり40人くらいは来たんじゃないかなあ・・・。
残念ではあったけど、まぁ、それでも良かった!!

あと、事前の町役場との交渉?に失敗して、町内放送で告知の放送をかけてもらえなかった(=断られた!!)のが痛かったでしー!!
次回は放送での告知もしてもらえるよう、もっと事前にちゃんと色々手続きしとくでしー。

マスコミにも、(どうせ来ないだろうけど)一応は案内はちゃんと出しておいたんだけど、唯一「取材に行きます」と連絡をくれていた朝日新聞さんが、悪天候で船が欠航になってしまって、取材もキャンセルになってしまった。
いやぁ・・・残念!!
また、お願いします!!!

でも、前の記事の一番最後に書いたように、今までの専門家のセミナーが、一般住民にとってはあまり手応えがないことが続いていたから、こうしたセミナーへの関心がだいぶ低下しているのが実態なんだよね。
だから、他のセミナーでも、一般町民の参加人数はだいぶ少なくなっていて、まぁこの悪天候を考えれば、そこそこの集まりだったと言えるかも知れない。

何しろ、だいたいのセミナーでは、主催者側の関係者や「動員をかけた人たち」がけっこうな人数を占めていることが多いので、正味の一般町民ってけっこう少ないんだよね。
こないだ3月9日にやった首都大学東京のセミナーでも、参加者70人のうちの半分か半分以上は動員された関係者だったから、正味の一般参加町民は30人ちょっとだったというのが実態だと思う。

それを考えれば、まぁ最初はこのくらいの人数でも、この悪天候を考えれば満足するしかないのかも知れない。

だけど、会場に来てくれた参加者からの手応えはすごかったよ!!!
今まではだいたいどのセミナーでも、住民が知りたかった情報というのがイマイチ得られず煮え切らない感じで終わり・・・というのが定番のパターンだったんだけど、今回のセミナーではかなりハッキリした具体的な情報が得られた・・・という手応えがあった。
参加したみんなもからも、それはすごく伝わってきて、終わってからも色々な反応を頂くことができた。

一番驚いたのが、くまっしぃ、「あ〜〜、こんなに資料用意したのにもったいないなぁ・・・」 と思ってたらさ・・・セミナーが終了した時に、「余っている資料もらって良いですか?」って言ってきた人が居たんだよね。
そこで「必要な方は、余っている資料もぜひお持ち帰り下さい!!」って声をかけてみたら、何人もの人が次々と余った資料を持っていったんだよ!!!
今までずいぶんたくさんのセミナーに参加しまくってきたけど、こんな光景を見たのは本当に初めてのことで、ちょっと感動しちゃったよ!!
くまっしぃが用意していた配布資料が全部で50部あったんだけど、参加者はその半分以下だったのにも関わらず、会場の後片付けしていたら、残ってたのはわずか5部しかなかったんだよね!!!

会場のずっと後ろの方に居てそれを知らなかったうちの娘は、家に帰って片付けをしてる時に「あれ???なんでこんだけしか資料ないの??」って、すごい驚いていたでしー!!!

寺嶋先生が解説する様子


セミナーの進行は、他の普通のセミナーと違って、完全にフリーダムな“くまっしぃスタイル”で進行。
先生方もざっくばらんな感じで全然違和感がなかったんだけど、普段から自由な学風で有名な京都大学で活動しているから、何か波長が合うみたい(笑)

受付も特にしないで、みんな勝手に入ってきて自由なとこに座ってもらった。
そいで、後ろの方にお茶を用意して、飲みたい人は自由に飲んでもらうようにしといたよ。

どうせ参加者はみんなくまっしぃのことも知って来ているわけだし、時間になったら特にかたくるしいあいさつはなしで、くまっしぃが「じゃあ始めます。」と言って、先生方の紹介だけ1〜2分簡単にして、そのまま話し始めてもらった。

思った通り先生方のお話はとても分かりやすくて、今までどのセミナーに出ても「何言ってるかさっぱり分からない」とぼやいてたうちの娘あんまりかしこくなくて・・・も、「すごく分かりやすかった!!」と絶賛だった。

寺嶋先生松四先生には、だいたい30分ずつくらいスライド(パワーポイント) を使いながら解説してもらって、そのあと1時間くらいじっくり質問の時間をとったよ。
なにしろ普通のセミナーでは、質問の時間がほんのちょっとしかなくって、住民の聞きたいことがいつも全然聞けないんだよね。
質問の時間には、王先生にもいくつか解説をしてもらったでしー!!

来場者が少なかったこともあって、質問したい人はおそらくみんな、自分の聞きたいことを色々とぶつけていたよ!!
くまっしぃも、最後にひとつだけ気になることを質問させてもらって、すごく「なるほど!」と思える解説をしてもらえたので、質問して良かったよー!!!!

予定時間は過ぎていたけど、質問がなくなって、みんな納得という雰囲気になってから、「それじゃあ、もうどうしても聞きたいという人は居ないですか??・・・・じゃあ、終わりにします。皆様ありがとうございました。」と言って、終了したでしー。
アンケートなんかも別に配らないから、後はそのまま片付けを開始して終了。

来場者からは、口々に「すごく良かった!!」「この内容を行政にどんどん伝えていこう!!」などと言ってもらえて、本当にやってもらって良かったと思ったでしー。

先生方、いっしょに来てくれた学生の方々、ご来場頂いた大島町民の皆様とボランティアの方。
会場の準備・申し込みでお世話になった、町役場北の山出張所の皆様。町役場本庁の皆様。
準備に協力して頂いた、いつも笑顔が素敵なT様。その他、告知に協力して頂いた皆様。
本当に
ありがとうございました!!!!!!


2 件のコメント:

  1. ひでぴょん2014年3月14日 19:57

    お! くまっしぃgj
    がうがうマークとぴょんぴょん印を3つずつ進呈!

    動画アップも次回から試みてね。

    国会事故調・黒川先生のオープンにする姿勢がいかに信頼を得るか。
    結構動画大事かな。

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    1. ありがとでしー!!
      ほんとに動画撮影を思いつかなかったのは、もったいないことをしたでしー!!
      あ、でも音声データはあるけど、どうかな?
      詳しい議事録作るためにとったでしー。

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