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10月17日の被災地

(画像ギャラリー)

あの日・・・2013年10月16日の被災当日には、まさか、このようなホームページ作りをすることになるとは思っていなかった。
だから、その時にはまだ、被災現場を「写真に撮る」という発想がまったくなかった。

それでも被災の翌日(17日)から、被災した自宅に生活用品を取り出しに通う道すがら、目に映るあまりの惨状にいてもたってもいられなくなった。
そこで、手持ちのスマホカメラで、被災地の様子を写真に撮って記録することを始めたのである。

それ以来膨大に撮りためた写真記録を、これから少しずつ整理して公開していこうと思う。

今回公開するのは、被災の翌日、2013年10月17日の被災地の記録になる。
被災者の方には生々しすぎるかも知れないし、私も見ると今でも泣けてくる。
被災者以外の人に見せることにも、若干のためらいがあるが、ありのままの被災地を知って頂くために、思い切って公開する。

神達地区・・・被害がもっとも大きかった三原山の斜面に開かれた住宅地。
大金沢・・・神達地区より下流にある沢で、ここに流れ込んだ土石流があふれてこの流域にも大きな被害が出た


ホテル椿園を経て神達方面へ登る

つばき小学校グラウンドは、撤去されたガレキの仮置き場に。その向こうに三原山の崩壊斜面が見える


流木を含むガレキが山のようにたまって、道路は通行不能に


ガレキや車が、2階近くまで積み上がった『ホテル椿園』玄関前。この辺りが神達地区の入口


ホテル椿園から山の方を見上げる。道路が通れないので、一面焼け野原のような地すべり面を登る


神達地区の半ばまで登ってふもとを見下ろすと、以前は木が生えていて見えなかった海が見える


神達の上流地区。ここにも何軒もの住宅があったが、まるごと流されて屋根のひとつも残っていない


倒壊した喫茶店。この周辺で屋根が残ったのはこの建物だけ


本来、土石流はこの谷間から砂防ダムに流れ落ちて、神達に到達するはずはないと思われていた


神達よりさらに上流にある『家の上』の飛び地地区。ここが一番初めに土砂にのまれた


1階部分だけが土石流で破壊された民家。奥の家は、土台から10メートル程ずれて崩れている


大金沢の流域から神達地区へ登る


住宅街の近くの橋で詰まった流木とガレキの山。この下に大金沢が流れており、この場所で氾濫した


橋に詰まった流木ガレキの中を自衛隊が捜索している。右手のお寺の内部は完全に破壊されている


橋から少し道路をさかのぼると、無数の流木が散らばっている


大金沢をさかのぼったところから、再び神達地区へと入っていく


神達地区は、住宅も森も流され、何も残っていない。この前日は泥が液状化して底なし沼のようだった


地面が土石流で「ガリー侵食」されているのが分かる


住宅のあった場所が、かろうじて区画の形だけが残っていることで分かる


神達地区の最上部付近に到達。ここから残存した道路を下る


一部分だけ通行可能だった道路を下るが、この先はすぐ通行不能


高台にあって被災をまぬがれた住宅も、ライフラインが切れて生活不能に


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